プロトコール 〜国旗の取り扱い〜

ゴールデンウィークは、下記の通り、国民の祝日が続きますので、
この期間は、外出すると日本国旗を見かけることが多いのではないでしょうか。

4月29日   昭和の日
5月 3日   憲法記念日
5月 4日   みどりの日
5月 5日   こどもの日

プロトコールにおいて、国旗はその国に対する敬意や歓迎の意を示すツールなので、
重要な意味をもちます。

もし、過誤にせよ故意にせよ他国旗を粗末に扱った場合は、
相手国を侮辱したことになります。

粗末に扱ったものが自国旗であれば、
自国民として自国旗を大切に扱うことは、
国際的には議論にも値しないほど当然なことなので、
自分たちの国をさげすんだことになります。

いずれにしても国旗の取り扱いには十分な注意が必要です。

 

ここでは部分的に簡単な説明とさせていただきますが、
気づきにくい間違えとして、「併揚」についてご紹介します。

まず、基本中の基本の話から少々...

講演等の場合、
国旗は、講演者の右手側、すなわち、聴衆から見ると、講演者の左です。

そして、外国旗と併揚する場合は、
通常は、外国旗を右(向かって左)、自国旗を左(向かって右)に掲揚します。
その際、他国旗のみに敬意を示して掲揚するということはなく、
必ず併揚し、自国旗と他国旗の国旗の大きさと竿の高さは統一とします。

次に団体旗との併揚の場合、どうでしょう...
国旗と団体旗は格が異なる為、併揚は避けるべきと言えます。

しかしながら、どうしても併揚となる場合は、
国旗が他の旗の右(旗に向かって左)になることはもちろんですが、
国旗は団体旗よりも大きくし、次のいずれかの方法で掲揚することが望ましいです。
1)国旗と団体旗ともにポールの最上部に接するようにして掲揚する
2)壁などに貼り付けるようにして掲揚する場合、国旗を団体旗よりも高く掲揚する
ただし、国際連合旗の取り扱いは、すべて国旗と同一の扱いとします。

ときどき、国旗と団体旗との併揚を見かけることがありますので、
ぜひお役立ていただければ幸いです。

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