接待のルールの違い

接待とは、みなさまもご存知の通り、客をもてなすことを意味します。

ビジネスでも、プライベートでも、
「この人との関係を深めたい」とか
「感謝」や「お祝い」など特別な気持ちを表現したい
と言う時に接待の機会を設けます。

仕事の取引先を相手に行う場合、
商談中だけではなかなか分からなかった
相手の好みや価値観、本音などの情報を知り、仲を深め、
それを仕事に活かしていきます。

しかし、日本国内においてでも、旅先や出張先で
慣習の違いやその地域の方々の反応に驚いたというご経験、ありませんか。

例えば、京都では、物をいただいたり、お家に上がる時には3回断った方が良いという話を
聞いたことがあるかもしれません。
しかし、そういった慣習を知らずに、京都でそのままご厚意に甘えてお邪魔してしまって、
後に「えー、そうだったのですか!私、1回も遠慮することなく勧められるままに上がって
お茶をいただいてしまいました。どうしましょう💦」なんてことも。

みなさまの中にも似たような経験をなさった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このように日本人同士でさえ、地域により、
コミュニケーションの取り方が異なることがあるのです。
そのお相手が海外の方ともなれば、なお一層ですよね。

接待のコツ、重きをおくポイント、招かれる側のエチケットは、
日本と海外では異なることが多々あります。

例えば、席次です。
日本人の場合、大雑把に言うと、上座の場所を中心に席次を決めていきます。
お店に入った時、分かりにくければお店の方に「上座はどちらですか?」と聞いて
主賓に一番良い席に座っていただこうとするでしょう。
でも、西洋社会では、上座の位置から席次を決めていくということはいたしません。

日本と「プロトコール」や「国際エチケット」とでは、
根本となる考え方が異なる
ことがよくあり、
そうすると、おのずと結論も変わってくるというわけです。

このように、国際的なルールを考える時、
日本人目線で日本の価値観から考えるのではなく、
「郷に入っては郷に従え」の精神で、
国際舞台では、特に西洋の価値観に適応して考える必要があります。

APSIでは、日本と海外のエチケットの考え方の違いから丁寧に説明してまいりますので、
エチケットのさまざまな事柄において、自然と応用力が身についてきます。

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